月に一度の法話を聞く「无名会」の世話人一同で、講師に名古屋までお越しいただく、木村太邦老師へのご挨拶に、神戸市の祥福寺までお伺いさせていただきました。
門を入ると、山田無文老師の書かれた石碑がありました。僧堂に入る前に、大学の同級生から、山田無文老師の功績を書かれた冊子を借りて読んだことを思い出しました。
本堂へ上がって、山田無文老師の木像の前でお経をあげて、境内を拝観させていただきました。
拝観した後、書院でご馳走を頂戴して恐縮しておりました。
山田無文老師は、最初は法律家を目指されて、早稲田高校に進まれたようです。及ばずながら、私も法律家を目指したこともありました。「法律は人を裁くものであるが、仏法は人に慈悲の心をもたらすものである。」と説かれたようです。
法律家を目指して断念することに葛藤がありました。多くの人に仏法を説かれ、今なお慕われる山田無文老師のお心が伝わってくるようでした。