臨済宗の僧堂では、12月1日から8日未明まで、臘ハ大摂心(ろうはつおおぜっしん)と言って、ひたすらに坐禅をする期間に入ります。
お釈迦さまが菩提樹のもとで坐禅を続けて、悟りを開かれたことに由来します。
犬山市の瑞泉寺僧堂に「臘八供養」と言って、修行中の食料品の足しにと寸志をお持ちしました。雲水さんに激励をして、大源寺だよりをお渡しして後にしました。
私がいたときは、突風の吹く中でも、うとうと居眠りをしていたことを思い出しました。
そんな私が住職を続けていることに、お釈迦さまは「奇なるかな。奇なるかな。(何という不思議なことだ。)」と驚いておられるかもしれません。