月に一度の「无名会」にて臨済録の講義を聴聞してきました。
臨済禅師は、仏心は自分の中にこそあるのであり、あちこちに探し回ることをいさめておられます。
「求心止むところすなわち無事」と、「腰を据えて自分の中を見つめていれば、仏心に近づくことができる。」と説かれます。
私も数年前は、あちこちと探し回ったものです。腰を据えないことには、何も実行できません。他人の真似事に終わってしまいます。
これでいいのか不安になることがあっても、自分の中にこそ仏様のような智慧があると信じることが、臨済禅師の教えなのです。