観音妙智力

雲一つない青空が広がっています。
煩わしいことを忘れさせてくれるようです。

 

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大源寺だよりに煩悩ということを取り上げました。「この世のためにお役に立ちたいと思う。けれど煩悩が邪魔をする。」と冒頭に挙げました。
体験談として挙げようとしたのが、27歳の頃の思い出話です。「修行仲間の和尚が住職をするお寺に、これから行くと電話を入れて伺う。けれども彼は居留守を使うわけではないが、出てこない。奥さんによろしくと言って退散した。」というストーリーです。親しいと思っていたから、一層に腹立たしい思いをしたものです。怒りという煩悩に包まれていました。

よく考えれば、彼は疲れていたのでしょう。檀家さんとや和尚さん仲間との関係は、優秀な人でも二十代ではまとめられない。近い関係だから、「桑海くんはわかってくれる。」と考えていたことと今になって思います。

 

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「観音妙智力」という経文の一句があります。「貪欲や怒りの煩悩を観音さまが吸い取ってくださる。」と解釈しております。晴れた日こそ「観音妙智力」と大きく唱えております。

 

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