「大江山いくのの道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」
小式部内侍が、「天の橋立にいるお母さんの和泉式部からの手紙は、都から遠くてまだ届いていませんよ。」ということを詠んだ歌です。
現代でも、岐阜からは遠すぎる天の橋立でした。220キロ離れて車で3時間かけて辿り着きました。高速道路でなぜかパトカーに追走されましたが、護衛と思いゆっくりと進みました。
高台からの眺めは絶景でした。古代からの心が伝わってくるようでした。リフトで麓に降りて、文殊堂というお寺があるのでお参りに行きました。
どちらの宗派かとお堂を見回してもいたら、なんと臨済宗妙心寺派ではありませんか。
小式部内侍は、「遠すぎて何も伝わらない。」と詠みましたが、遠く離れたところに縁があって、すぐに伝わってくるようです。