京都の妙心寺での晋山上堂式では、小倉宗俊管長は法語で、「祖師西来の意」と言う禅語を何度も使われました。
「禅宗の初祖である達磨大師が西方のインドからやって伝えた教え。」と解釈しています。
中国の趙州和尚にある僧が尋ねます。「達磨大師がインドからやってきて伝えた教えは何ですか。」と言う質問です。趙州和尚は、「この庭にある樹木のようなものだよ。」と答えました。
樹木にどういう教えが含まれているのでしょうか。樹木にはゆったりとたたずんでいます。落ち着いた雰囲気こそが、達磨大師が伝えた教えと捉えがちです。
樹木葬をお知らせしたところ、多くの皆様がお問い合わせをいただき、足をお運びくださいます。
初めてお越しになる方や、ご近所でもあまりお付き合いのなかった方や、父の葬儀以来33年ぶりにお越しくださる方など、多くの皆様とのご縁を結ぶことができます
多くの皆様への感謝と奉仕の気持ちを忘れずに生きることを「祖師西来の意」と指し示めされたのではないかと思います。