桜が散る頃になると、「今年度は無事に過ごせるのか。」と毎年のように不安になります。
22年前の今頃、犬山市の瑞泉寺の僧堂を入門して慣れたと思った時、戦力外を言い渡されました。同期の人が表舞台に立つ中、私は裏方で仕事をしていました。
それから15年近く経って、大学を出たばかりの人が一生懸命に仕事を覚えようとする姿を見て、「かつての自分と同じように、へこませてはいけない。」と思いました。
若い人を教えることをすることは遠慮するのですが、放っておくことができず、余計なお世話をしたものです。
5年ほど経って、彼の後輩にお話しを聞いていました。「○○さんは、本当に仕事ができる。桑海さんのように、言い出したら聞かない。」という評価があり頼もしい思いです。
「誰からも好かれる人」より「主張を曲げない人」に成長をされて、応援を続けて行きたくなります。