庭の掃除をしていると、ご近所のお宅のご親戚のおじいさんがお越しになりました。
80歳代ですが、今なお現役で、お仕事をされています。「庭がきれいになったね。」とお声をかけてくださいました。
「このドウダンツツジは、数年前は元気がなかった。私が肥料をあげて元気になったよ。」と語られました。
戦後、農地解放の折に、本家のおじさんが財産をなくされて、お父さんが兄弟全員に自分で生計を立てるように指導されたようです。
腰を低くして話されました。
お坊さんやお役人とされる人は、腰を低くして話されると、上からの物言いになってしまいます。
先日のこと、親しい業者さんが、「〇〇さん昇進したら、踏ん反り返っていて、あいさつもしなかったよ。大丈夫かな。」と話されていたことを思い出しました。
「どれだけ年を重ねて大きくなっても、腰を低くする。」ことを、おじいさんやドウダンツツジから学びました。