月に一度の「无名会」で法話をお聴きしてきました。

 

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今回は臨済録の本筋の番外編として、禅機についてのお話しでした。

「物事の道理がわかった。」と満足することがあっても、あくまで思い違いで自己満足になってしまうことがあります。

古来から祖師は修行僧のおごりを諌めてきました。白隠禅師は、修行僧を奮い立たせるために、「補心湯」と言って、バランスを整えるように「心の処方箋」を作られたようです。

中には「放下著」と言って、これまで大事にしてきたものや可愛がってきた人への愛情も、切り捨てる勇気があることが説かれていました。

普段の生活でも思い通りにいかないことばかりです。どう気を奮い立たせて、どう心を整理して行くのかは、永遠の課題になることは誰もが知るところです。

酷暑の中で、気分良く過ごせませんが、政秀寺のお寺の中に入ると、クーラーが効いていて驚きました。

快適な会場での聴聞ができることに感謝するばかりです。