昨日のこと、名古屋の栄にある政秀寺において、无名会という法話会に参加してきました。
年の始めということで、臨済宗妙心寺派の管長をされた河野太通老師が法話をされました。
江戸時代の盤珪禅師という和尚さんの生涯をもとに、「不生の仏心」を語られました。
盤珪禅師は、「なぜ迷うのか。それは我が身にひいきのあるゆえである。」と説かれたようです。「自分のことを先に考えてしまう。だから人は迷う。」ということでしょうか。
「自分の中にある「不生の仏心」を知りさえすれば、仏さまと同じような心になる。」と難しい言葉を使うことなく、大衆に布教された和尚さまのお話しを聴かせていただきました。
今でも、「大源寺だよりは漢字が多い。内容が難しい。」とのご意見をいただきます。易しい言葉で説いていくことも修行であるようです。