台風が過ぎると、気温が下がって秋の気配を感じます。

10年前の今頃、檀家さんではない方からお父様のお弔いを依頼されました。今では、どなたでもご依頼があればお弔いに出向きますが、当時としては異例のことでした。

当時は住職の他に、あるお役所でも仕事をしており、そちらでご一緒する方から、「桑海さん。お願いできないか。」と言われて、お引き受けしました。
病床にいた祖母はびっくりしていました。「おじいさんは長年教員を勤めていたが、同僚にお葬式を依頼されることはなかった。あんたにも人徳があるのか。」と驚いていました。

ご葬儀をお勤めして、その後年忌法要のお経をお読みしていましたが、本年の5月に、ご当主がお亡くなりになり、私がお弔いをさせていただきました。

10年という年月はあっという間に過ぎていきます。私を頼ってくださる方に支えられていることに感謝しております。