梅の花

雪が散らつくほどの寒さですが、梅は花を咲かせています。
もうじき春がやってくることを知らせてくれます。

「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と菅原道真の詠んだ歌を思い出します。

昨晩は雨が降っていましたが、今日一日は晴れ空が続きました。
樹木葬墓地には水分が補充されたようで、杉苔は青々としています。

落ち葉を掃き草取りをしていると、ご近所の方がお越しになりました。

 

この地域の歴史を調査しておられて、大源寺が地域に根ざしてきた経緯を教えてくださいました。

お寺が地域のお役に立っていくには、その歴史からたどっていくと、答えが出てくるようです。

住職塾などいろんな所でご一緒する法友である、小黒澤 和常和尚さま(宮城県気仙沼市 曹洞宗 松岩寺)が新しく著書を出されて、こちらにお送りくださいました。
葬儀や供養のことがわかりやすく丁寧に書かれています。

私の取り組みも取り上げていただき、感謝しております。

狭い世界にいると、「どうせ小さなお寺だから、何もできない。」と卑下してしまいます。未来を探究する法友がいるから、前向きに進んでいこうという意欲が湧いてくるのです。

外出している間に、お墓参りにお越しくださるお客さまがおられました。
お花が手向けられて、お供え物がありました。

遠い所から、オンラインでの法要のご依頼がありました。大学生の時に下宿していた所の近くで因縁を感じます。
その頃は、小さなお寺でやっていけるのか不安でしたが、仏様のお力でお寺を預かっております。

大寒

大寒と言うように寒い一日でした。

空は晴れ渡っていました。樹木葬墓地を掃除していると、見学のお客さまが来られました。

明日からは暖かくなるようで、ほっとしています。

 

寒い寒いとふるえていますが、梅のつぼみは大きくなっています。
できぱき動くようにと、住職に指図しているかのようです。

奥の細道

本棚を整理していたら、「えんぴつでなぞる奥の細道」が出てきました。

15年前、故松原哲明和尚さまの法話勉強会に参加して、奥の細道を題材に法話をということで、この本を購入して、途中までなぞり書きをしました。

15年ぶりに、なぞり書きを始めたところです。

建て替え工事のため、庫裡の鴨居にかかっていた人形を仮住まいの玄関に移しました。
アイヌの人形であると思います。祖父母が旅行に行った折に土産に買ってきたものででしょう。

長年にわたって、住む者やお客さんを見ていたもので、変わらず睨みをきかせてほしいと思います。