林下(りんげ)

京都へは何度も行きますが、妙心寺の他のお寺に行くことはありませんでした。
同じ臨済宗でも行くことのなかった、東福寺、建仁寺、大徳寺をお参りさせていただきました。

 

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三門や門前の松は、臨済宗のお寺に共通するところです。雰囲気や運営方法は長年にわたる伝統が重んじられているようです。

 

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室町時代の京都五山のことや、林下(りんげ)と言って五山の枠外とされたお寺の格付けのことを思い出しました。
妙心寺は、五山の枠外にあった大徳寺の末寺から始まったのです。

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自らをともしびとせよ。

ゆっくりと休むことなく、駆けずり回る一日でした。

 

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お釈迦さまから、「自らをともしびとせよ。忙しくても依頼心を捨てよ。」というメッセージが伝わってくるようです。

涅槃

私の留守のうちに、ご近所の方がお寺にお見えになりました。大源寺だよりをご愛読くださり、1号から7号までをファイルに綴じて、第1号をカラーコピーにしておられるようです。
ありがたいことです。皆さまの応援が励みになります。

明後日の涅槃会を前に、涅槃図を倉庫から出してきました。お釈迦さまがお亡くなりになってから、教えを絶やさないように、お弟子さんたちが伝えて現代に至っております。

 

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お釈迦さまの教えに生かされていること、多くの皆さまに支えられていることに感謝しております。

駆け込み寺

ラジオ出演をされるなど、仏教をわかりやすく説かれる長谷雄蓮華さんが住職をされる大法寺をお参りさせていただきました。

突然の訪問でしたが、ご丁寧に境内を案内してくださいました。大きなクスノキの下にある樹木葬墓地を拝見させていただきました。

 

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お寺では「終活セミナー」が開催されていて、飛び入りで参加させていただきました。ご住職のお話しは、聴取を飽きさせることのないわかりやすいものでした。

 

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ご住職は常に低姿勢で、ご丁寧に教えてくださいます。いつでも駆け込みたくなるお寺を探し当てたような思いでした。

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松に古今の色なし。

大垣市桧町にある瑞雲寺の玄関先に掛けられていました。
埼玉県新座市の平林寺の松竹寛山老師が書かれた「松に古今の色なし。」という禅語です。「時代が流れても、松の木はどっしりと構えている。」とはいう解釈をしております。

 

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松竹老師とは、10年前、東京都世田谷区野沢の龍雲寺で、故松原哲明老師の勉強会を終えると、ラーメンを食べて、渋谷駅までの東急バスの中で気楽にお話しさせていただいたものです。「老師は大学の先輩なのですね。寛という字も同じですね。」と不敬なことを言ったものです。

10年経っても、松の木のように根元は変わっていません。老師から「桑海くん。不器用でも努力を続けていけばいいのだよ。」というメッセージが伝わってくるようです。

寒さも小休止。

寒さが小休止の穏やかな気候です。

 

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檀家総代さんを勤められた故人の、祥月命日に行って来ました。

故人から、「もっとゆっくりお経を読みなさい。」というメッセージが伝わってくるようでした。

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義理チョコ

バレンタインデーが近づいていますが、「義理チョコはもうやめよう。」という広告をチョコメーカーが出したようです。

 

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時代の流れですね。昭和時代は、仲間外れにされないように、均等割りで負担したものです。半強制的な虚礼は減らしていく流れなのでしょう。

まだまだ虚礼が残っています。「香典や祝儀の金額を仲間内でそろえる。」という慣習も、仲間外れにされない文化なのでしょう。

策伝上人

岐阜駅の前を通ると、「策伝大賞」という幕がありました。

 

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策伝とはどこかで聞いた名前です。浄土宗西山深草派のご住職との懇親会の席でお聞きしました。

江戸時代初期の浄土宗の高僧で、お説教に笑い話を取り入れた先達で、現在の岐阜市のご出身の先人です。

岐阜県内での知名度は低いのですが、今後広まっていくように願っています。

私の法話にも笑いを取り入れたいのですが、まだまだ硬いと言われているところです。

最近、墓じまいやら寺離れの記事が多いのですが、実態を伝えているとは思えません。
檀家さんの先祖代々のお墓があって、お布施や管理費がお寺の収入源という前提にとらわれているようです。
報道機関には、もっと深い環境分析をお願いしたいところです。

 

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檀家世帯数の少ないお寺が、「持続困難」のレッテルが貼られますが、今の時代では当てはまるものではない。逆もあるのです。

先程、中日新聞社に意見書をお送りしました。