現代の僧侶を考える。

住職塾でご縁のできた倉島 隆行和尚さまが住職をされる、三重県津市の四天王寺をお参りさせていただきました。
倉島住職は、全日本仏教青年会の理事長を勤めておられます。全日本仏教青年会主催のもと、「現代の僧侶を考える。」というワークショップに参加しました。

 

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今回は曹洞宗の和尚さまの参加が大半でした。
僧侶が専門道場で修行をするには、古式から変えることのない作法のもとで毎日を過ごします。お寺へ入ってから、古式のままで檀家さんに接していては、お寺から人が遠のいていきます。
どのように社会にアプローチしていくのかを、議論しました。

 

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私のいたテーブルでは、「専門道場では、これまでの価値観を否定され続けた。このままお寺に入ってやって行けるか不安だった。住職になって大きなお寺の真似事をしたが、檀家さんから違和感を持たれた。このままではいけないと社会に出ると、自分の社会観がずれていることに気づいた。専門道場での修行を振り返ると見えてくるものがある。そうして社会のお役に立とうと励むことになる。」と私の人生観と重なる意見がありました。

曹洞宗とは同じ禅の教えを受け継いで共感することが多くありました。厳しい修行をした思いから、どう社会での教化につなげていくのか学ばせていただきました。