本堂の後片付けをして、正面に御簾を取り付けたところです。
幼い頃イタズラをして、真夜中に父に本堂へ連れて来られたときのことを思い出しました。

「仏さまの前でウソを言えばバチがあたる。」と説教されたものです。子どものしつけには適している面もあるのですが、「仏さまのような心を持ち続けることが臨済宗の教えである。」と、反論する気持ちでおりました。

「いやしくも その才無くんば すなわち その位におるべからず。」とは、京都の妙心寺を開基された花園法皇のお言葉です。
「お寺を預かる住職ならば、いい加減な心構えではいけない。」というメッセージが響いてくるようです。

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