華道とは、全体の調和と時節との一体感が、総合的を美しさを醸し出すものであると考えております。
お寺というものも、住職の人間性や宗教的な指導者としての発信力が問われることが多いのですが、土台なるのは、お寺に住む家族の一体感や、お寺を支える檀家さんや信者さんとの意思の疎通が大切になってきます。
宗派という枠にとらわれないお寺や僧侶との連帯感も大切です。そのトータルなバランスを維持することは、日頃からの良好な人間関係を築いていくことが欠かせないのです。華道のような調和を図るには、「平常心是道(びょうじょうしんこれどう」と、日頃の平常心の維持が大切となります。