昨日お葬式にお伺いしたお宅の喪主のご夫婦が、お寺までお参りくださいました。

非礼にも私は不在にしており母が応対しましたが、これまでの関係性を感慨深く辿っておられました。

そういえば25年程前、私が小僧の身で、その家のおじいさんのご葬儀に参列させていただきました。そんな記憶があるのが、お寺に住む者の強みなのでしょう。

江戸時代は、寺請制度というシステムのもと、現在の戸籍システムをお寺が管理していました。行政が管理するようになったことにより、お寺と檀家との関係性が弱まっている一因ではないかと思います。

お寺が檀家さんやご縁のある皆さまに向けて、「気にかける。」という姿勢こそが問われているようです。

 

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