祖父が他界する1年前に、長年の教員生活の功績で「勲三等瑞宝章」を賜わりました。この時、町内会の皆さまがお祝いの品をお持ちくださり、床の間がふさがっていました。

 

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その1年後にお葬式があり、「桑海先生は、昨年の今日「勲三等瑞宝章」を受け取られました。」とのアナウンスが虚しく響きました。

三十三回忌を終えて感じるのは、「お寺を維持するには、祖父のやり方を変えなければならない。」との思いです。」古い土台を替えないことには、同じ歴史の繰り返しになってしまいます。

「己こそ己のよるべ」で始まるお釈迦さまの言葉があります。今の臨済宗妙心寺派の管長さまが、よく引用されます。土台を強くするために、自分自身が強くあるべきと感じるところです。