京都の大本山妙心寺から届いた機関紙「正法輪」を拝読しています。

 

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巻頭の管長さまのお言葉に、「せっかく寺に生まれていながら自坊での雛僧教育が十分に行われておらず、専門道場は住職養成のための学校と化しており、」と厳しく訓戒されています。お寺に生まれ育った者として、頭の痛い思いです。

「住職一人ひとりが禅僧としての襟を正し、」とあり身が引き締まります。

「禅僧として襟を正す。」とは広く解釈できます。専門道場でやっていたことや先代からの前例を踏襲すること、あるいはお寺を支える檀家さんを教え諭すことなど、短い言葉で語ることは難しいことです。

お寺の状況や周囲からの要望も踏まえて、コツコツとやっていくことが禅僧の襟の正し方なのでしょう。