調和すること。

鐘楼の修復の件でお世話になった設計士さんが、お見えになりました。

補修すべきところ保存すべきところをご指摘くださり、大いに感謝しております。

明治40年に建立した庫裏は、当時の人の智慧により、今でも活用されています。

設計士の先生は、安易に新築するのではなく、技術を継承していくことを進言していかれました。

「松に古今の色なく、竹に上下の節あり」という禅語があります。100年以上経過しても、維持することができるのは、松や竹のように、柱や梁が調和しているからなのです。

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