イチョウ並木

名古屋の若宮大通りのイチョウ並木の下を歩いております。
晩秋の名がぴったりの風景です。

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明日予定をしていた高野山へのお参りは、お弔いがあるので延期になりました。「すなわち近し。」と近いところにある仏心を大切にしたいところです。

お斎の写真

大源寺だよりは文字数が多いとのご意見をいただきます。

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活動内容を見て取ることができるようにと、年中行事の折に檀家の奥さま方が調理してくださる御斎(おとき 昼食のお膳)の写真を掲載することになりました。

法を説くばかりでなく、皆さまにお支えいただくこともお伝えしていきます。

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先日、運転免許証の更新に行き、10年ぶりにゴールド免許になりました。

講習場で視力検査をしました。「お兄さん、メガネかけてるけど視力いいね。メガネいらないんじゃないの。」と職員が話しかけてきます。「これは、伊達メガネですよ。」と冗談を言っていました。

「私の目は一つしかない。私を見る目は無数にある。」とはお釈迦さまのお言葉であるようです。
視野が狭くなりやすいものですから、メガネを離すことは難しいのです。

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曾祖父が臨済宗妙心寺派の布教師を拝命したときの、適任証(免状)を本堂に掲示しております。
日付を見ると、大正2(1913)年5月24日と書かれています。祖父が1歳の時ですから、赤ちゃんと奥さんに留守番をさせて京都の妙心寺にいたようです。

 

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裕福ではないお寺をどう経営していくのかを、曾祖父も試行錯誤していたようです。

三井寺

比叡山延暦寺をお参りした後、天台宗寺門派の総本山である三井寺をお参りさせていただきました。

 

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平安時代の創建と思いこんでいましたが、白鳳時代にまで遡る歴史があるようです。紅葉に囲まれた参道を歩いて、ご本尊の弥勒菩薩をはじめ多くの仏さまにごあいさつさせていただきました。

 

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比叡山延暦寺

琵琶湖の湖畔でのお墓参りをした後、引き寄せられるように比叡山の山頂の方まで向かいました。

 

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延暦寺にある多くのお堂をお参りさせていただきました。車がない時代に、多くの修行者が必死に山頂に登り、仏道を求め続けた足跡を拝見することができました。

 

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法衣姿でお参りしたものですから、参拝のお客さんに道を尋ねられることが何度もありました。「私は臨済宗の僧で、祖師の足跡を辿っております。」とお答えしておりました。

 

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「天台宗では、お釈迦さまは宇宙の真理を説かれたと捉える。臨済宗では、お釈迦さまは『修行をして自分自身の中に仏さまの心があることに気づくことが大切であると説かれた。』と捉える。」と自分なりに教義の違いの解釈をしながら、ゆっくりと足を進めておりました。

 

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紅葉

うちのお寺の樹木が、ひっそりと紅葉しております。

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寒くなると私の顔も赤くなります。酔っているのではなく、木々に順応しております。

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本来無一物(ほんらいむいちもつ)

木曽川にかかる橋を渡るところです。きれいな朝空が澄んだ気持ちをもたらしてくれます。

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次の大源寺だよりに、「本来無一物」という禅語を掲載します。
「いつもチリを払っていかなければならない。」という先輩に、「人の心は元からきれいなものだ。払うチリなんてどこにあるのか。」と大胆に挑んだストーリーです。

母がお嫁に来た頃のこと、本堂にいるとご近所の和尚さんに手招きをされます。人差し指でかきあげたホコリを見せて、気づきを求めたようです。
母もその和尚さんも小学校の教員でしたから、「払うべきチリはない。本来無一物」と行かなかったものかと、40年経ってから懐古しております。

仏さまに支えられている。

臨済宗妙心寺派の管長を勤められた河野太通老師の著書を購入して、1時間半ほどで読み終えたところです。

河野老師の月に1回のご法話を聞くことから遠ざかりましたが、真正面でお話しを聴いているようです。
ユーモアのある例え話しから、仏さまの教えをストレートに説かれて、ジーンとくるばかりか涙を含めるようでした。

「世間は見た目だけで言いたいように言う。行動する者に信念がなければならない。」と熱いメッセージがありました。

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今も継承される月に1回の法話の会である「无名会」に参加するようになったのは、ちょっとのぞいてみようという軽い心から始まるものでした。10年経過してレギュラーにように参加しているのは、「仏さまに支えられている。」という安心をもたらしてくださったからです。

この教えを皆さまに、「見えない力に支えられている。」という安心をお伝えしていきたいと念じるところです。

シュリハンドク尊者

お釈迦さまのお弟子さんで、自分の名前さえも忘れて、教団から追放されたこともあるシュリハンドク尊者の肖像と伝えられるものです。

お釈迦さまから必死に掃き清められるように指導されて、心の垢を取り除いて悟りを開かれたと伝えられています。

原稿を書くことが大嫌いであった私も、ブログを毎日書かれる先輩を見て、毎日のように投稿しております。心の垢を取り除くには、まだまだのようです。

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