十牛図のご講話を聴聞。

名古屋の栄にある政秀寺で、神戸市の祥福寺の岩村宗昂老師のご法話を聴聞してきました。
政秀寺のご住職から、老師さまを門前でお出迎えするようにご指示があり、午後2時にはお寺に到着するように大垣駅から電車に乗りましたが、電車の遅れで少し遅れて名古屋駅に到着しました。

地下鉄のホームで階段の人の流れを見ていると、岩村老師が降りて来られました。ご挨拶して、ご一緒に政秀寺まで向かいました。

午後3時から、岩村老師のご講話がありました。十牛図の第六の騎牛帰家でした。牛を飼い慣らしてお家に帰るというストーリーです。車の運転がうまくない私が、無事に運転して帰宅するということと重ね合わせて聴いていました。

岩村老師は、白隠禅師に参禅された庵原の平四郎の故事をもとにご説明くださいました。ひたすらに参禅弁道するうちに、ふと気づいて、牛を飼い慣らすように仏さまの心に近づいていくと説かれました。
お寺の長男に生まれて、周囲の期待が強すぎて嫌になっても、お坊さんでやっていこうと決心して、仏さまのご縁を引き寄せていくことができると説かれ、まさに私のことであると思いました。

若い頃は嫌気がさすことが多かったお寺の世界でしたが、こうしてご法話を聴聞するうちに、自分の荒れた牛のような心を調えて毎日を過ごしています。

「自ら仏に帰依し奉る。自ら法に帰依し奉る。自ら僧に帰依し奉る。」という三帰依文の教えを心で唱えながら、人混みの多い栄の街を歩いて帰りました。

木曽川橋

名古屋の栄の政秀寺に向かうため、JR東海道線の快速列車で移動中です。
木曽川にかかる橋を渡っています。
母がこの近所の小学校に勤務していたのは、45年程前のことです。母の仕事が激務すぎて、とても私には教員は務まらないと思いました。
20kmほど東へ行くと、犬山城があります。30年前に瑞泉寺からよく眺めていたものです。

突然の来客

祖母の甥のご兄弟お二人が、うちのお寺までお越しくださいました。
お隣りから大叔母が入院しているという知らせを受けて、こちらのご兄弟にも、余計なお世話かなと思いつつ、連絡を入れたのがご縁で、こうして足を運んでくださいました。

私は看取った祖母とは血縁はありませんが、何度も同じ話しを聞いて、エンディングノートは必要ないほどでした。
大叔母が、お隣りのお家のお婆さんが義理の姉で、70年以上にわたって頭が上がらないことを、お二人にお話ししていました。

祖母や大叔母は、面倒を見ている私たちよりも、大手製薬会社にお勤めされるお兄さんと、大学職員をされる弟さんを「あなたたちをこのお寺に置いてあげているんだ。彼らを見習いなさい。」と常々言っていました。

祖母が他界して14年たって、こうして血縁のない親戚が会することになるとは、やはり先人の遺徳に他なりません。

「私もおばさんのことを心配しているんですよ。ただ、いまの病院の退院後にどこへ行くのか、おばさんの年金額のこともあって、親戚や行政が何とかしてくれるという考えは甘いんですよ。ご子息が動いてくれないと、私だってお手伝いできませんよ。」とお伝えしていました。

わざわざお菓子までお持ちくださってのご来寺は、40分ほどお話ししていました。祖母の私や母への期待や依存度は世間の基準値を超えていましたが、過度であったからこそ、かえって耐性があって長続きしているかもしれません。

春の訪れ

庭木はすっかりと春模様となりました。
住職と役所勤務の二足のわらじで過ごしていた頃は、ゆっくりと季節の変わり目の様子を眺めることもありませんでした。

窓を開けると、くしゃみが出てきました。本堂の濡れ縁は黄砂か花粉なのかわかりませんが、砂のような粒子がかかっています。

しばらくは、黄砂や花粉やPM2.5の影響を耐えなければいけません。37年前、「黄砂に吹かれて」という歌が大好きでした。
蜃気楼のようにはなってはいませんが、ゆったり眺める余裕はあるようです。

 

身心一如

お寺へ帰って、お墓の掃除をしています。
花は時季を忘れることなく、きれいに咲いています。樹木葬墓地を始めて8年経ちますが、住職の身や心と同一しています。身心一如と言ったところです。心よりも身が先にくるのは、身が整ってこそ心が調うという祖師からの考えではないでしょうか。

実は、今日大腸の内視鏡検査を受けました。朝の4時半から参籠して、身を軽くして病院へ向かいました。

検査の結果は異常なく無事に終わりました。

身に異常のないことを知って、心は落ち着いています。

大悲院

大垣市の大悲院で、前のご住職の新忌斎(四十九日)法要があり、参列させていただきました。
私の高校の先輩であるご住職が導師を務めて、無事に円成しました。
前のご住職は、高校の先生を長年にわたって勤務されました。主に商業簿記を教えておられたようで、税理士の資格を保有しておられました。
「電子会計についていくのは難しいんだよ。」と21年前に玄関で語っておられました。

お寺の前の道路は、高校生の通学路になっているようです。高校生カップルが路上キスをしているのを見かけた前のご住職が、叱ったようです。私は、「かえってこのお寺が高校生の間で噂になって、パワースポットになるんじゃないですか。」と軽口を言っていたものです。

いろんな思い出が蘇ってくる、四十九日法要でした。

ブッダロイド

NHKニュースでブッダロイドという経典を網羅して知り尽くしたロボットが取り上げられていました。

ブッダロイドが悩みに的確に答えてくれます。これまで、宗教的なことを取り上げることの少なかったNHKニュースで、放映されているのは不思議な気持ちがします。

宗教の教えは放映可能で、宗教の団体の活動を取り上げるのは難しいということでしょうか。

お坊さんのカウンセリングにも個人差があります。道徳的なことを説くお坊さんもいれば、ありのままの心を説くお坊さんもいます。自分で稼ぐことを推奨するお坊さんもいれば、親の年金や配偶者の扶養枠に入ったり、生活保護の利用をすれば良いと言う人もいます。

仏典の教えをや仏道を学んで、世俗的な関わりを持って説いていくことが大切であると思います。

ブッダロイドは、お坊さんの説法の伴走者であると思います。

野性の風

2月の終わりになると、先日までの寒さが夢や幻であったかのように、暖かくなりました。
あと1ヶ月もしないうちに、桜の花が咲くことでしょう。
強い風が吹いて、目がかゆくなりました。花粉や黄砂やPM2.5の影響でしばらくの間、苦しむことになります。

まさに野性の風です。「野性の風のように強い心でいたい。」と今井美樹さんは歌われていますが、心が萎えていきます。

お線香セット

お墓参りのお客さまがお越しになり、線香セットを差し入れてくださいました。
毎日のようにお線香を使うので、ありがたいです。仏さまと故人に上げさせていただきます。

某大臣のように、「私は線香やローソクを買ったことがない。」と豪語することは傲慢です。
差し入れていただいた線香やローソクを、仏さまや故人や今を生きるすべての生き物が穏やかな気持ちになっていただきたいです。

私は、仏具屋さんに行っては、線香やローソクや沈香を買い求めています。

福井市

昨日ふとしたことから、福井市までお参りに行くことになり、上手くない私の運転で行きました。
途中、長浜市を過ぎて、トンネルや山道カーブになると、私の運転では継続不可能と相棒に代わってもらいました。

相棒の運転はめちゃくちゃうまいので、安心して助手席に座っていました。
用事を終えて、パワースポットという神社や山寺の参道まで行きました。

福井駅の付近で食事をしようと車で向かうと、路面電車や恐竜が出迎えてくれました。甥っ子は恐竜好きで喜びます。

その時、弟一家がうちのお寺にいたので、2人の甥っ子と電話で話しました。

帰りは私の運転でと張り切ったのですが、途中でノックアウトされて選手交代して地元まで帰りました。