地元の神戸町仏教会の会長を拝命すると、これほどまで出張が多くなるものかと驚く毎日です。
岐阜市の西別院で、各宗派代表者会議があり出席させていただきました。
浄土真宗のお寺のご住職が多い中、臨済宗や曹洞宗や黄檗宗など禅門の和尚さまがいらっしゃると心強いものです。珠泉院の松久ご住職とご師父が参加されていて、ご挨拶しました。

各宗派の代表者のご挨拶をお聴きしました。奈良の薬師寺の村上太胤前管主が挨拶をされて、以前に各務原市の住宅街にお参りに行っていた時に、薬師寺の前で手を合わせたことを思い出しました。
皆さまが、後継者不足や人口減のことを心配されていました。
その後、小笠原内科の小笠原文雄先生のご講演がありました。会場の後列に、女性の看護師さんが20人も控えておられて、総回診のような光景でした。小笠原先生は、浄土真宗のお寺のご住職をされながら、阿弥陀さまの無量寿のような無限の力で、在宅医療や緩和ケアをされて多くの患者さまに安心をもたらしておられます。
お話しはわかりやすく、すっと耳に入るお話しでした。私が母の通院について行くと、通り一遍の話ししかなく、薬を出すか入院を勧めるかというパターンになることが多いものです。

小笠原先生は、橋田壽賀子さんとの対談で、「橋田さんの壽は永遠の命ですよ。」と伝えられたようです。母方の祖母は寿照と言いましたが、祖母から永遠の命を受け継いでいると感じました。
最後のほうのスライドで、円覚寺の足立大進前管長の「病気を診ずして、病人を診よ。」という墨蹟がありました。通り一遍に病気を分析するのではなく、病人の人となりを診ていただきたいものです。
小笠原先生のご講演をお聴きして感激しました。帰り際に小笠原先生にご挨拶して、「母の時はよろしくお願いいたします。」とお願いしました。
私が生まれてから、僧侶としての信念や宗教観で社会貢献していくという発想はあまりなく、二足の草鞋が正しいとされて、平日は役所勤務で、休日だけ僧衣をまとうことが多くありました。
今でいう二刀流と言えばカッコいいのですが、2つの役割につながりはあまりありませんでした。
小笠原先生の強い思いは、いま現在ばかりでなく未来にも受け継がれていくことでしょう。
