新栄の久遠寺からの帰り、11年前まで勤務していた中区役所の前を通りました。
12年前に、赤いモニュメントの前には、生活保護受給者のおじさんが警察官に囲まれていました。
私が帰ろうとすると、おじさん手を振って声をかけてきました。「桑海くん。これからお通夜行くのか。それとも錦へ飲みに行くんか。」と尋ねてきます。「大垣戻って月参りだよ。」と答えていました。
「ところで来月の15日から年金もらえることになったよ。」とおっしゃるので、「知ってるよ。」と答えました。「なんで知っとるんや。」とおっしゃるので、「予言できるんだよ。」と側から見るとおかしな禅問答をしていたものです。
おじさんは、いまお元気かどうかわかりません。「おじさんは木久扇師匠に似てるから菊の字を戒名に入れてあげるよ。」などと調子のいいことを申し上げたのですが、約束は果たせそうにありません。
公私混同と批判されるやり取りをしていたのですが、いまの住職人生には役立っています。
