夕暮れ時にお墓の周りの見回りをしています。
8年前に樹木葬墓地を開苑した時はあたふたしたものですが、今となってはよい思い出話となりました。

先日に東京湯島の麟祥院で、駒沢大学の小川隆先生から「作用即性(さゆうそくしょう)」という中国の馬祖道一禅師のお言葉を教えていただきました。毎日の暑い寒いや草が生えてきた、そしてどう人間の智慧が働くかが仏さまの心の現れであるようです。
8年前は、自然の動きを察知するのが難しくて、オロオロしたものです。今となっては、当初よりはどっしり構えることができました。
お客さまとトラブルなく、穏やかにお墓を守っているのは、私の中にある仏性がうまく作用しているのかもしれません。

私もお客さまも穏やかな心で、作用即性の心で包まれているようです。
最近リリースされた今井美樹さんのファイナルディスティネーションで、「私の場所でその花が咲く日まで、みはるかす、未来を信じていた。」という歌詞にジーンときました。
このお寺は、人の一生の希望と終焉を描いていく、仏さまの心に包まれた美しい場所でありたいものです。
