名古屋の月に一度の无名会の法話会に参加してきました。
来年で20年目に入ります。飽き性な私も河野太通老師のご人徳で、ここまで続いています。

神戸市の祥福寺の岩村宗昂老師による十牛図のご講義で、第5の牧牛の項を説いてくださいました。
僧堂に入門して、来年で30年経ちます。神秘的体験ができるとは思いませんでしたが、予想していたのとは違うことが多くありました。
思い通りにいかないと現実逃避をしようと享楽にふけったり、心が乱れたことが多くありました。荒々しい自分の心の牛を飼い慣らすことが難しかったのですが、ようやく心の牛を飼い慣らして、手綱を緩めてゆったりと散歩するように日々過ごしています。
岩村老師は常々、「掃除をきっちりとする雲水が道心がある。」とおっしゃいます。私などは30年かかって、真面目に掃除をするようになったのですが、いつまた牛が暴れてしまうかわかりません。
そんな現況を振り返るご講話でした。

講義の前に、岩村老師に、季刊誌「禅文化」に寄稿された記事を拝読したことをお伝えしました。
帰り道で、きれいなイチョウ並木を見ました。歳月が過ぎるのは早いもので、この近所の区役所に勤務していた14年前の日々が昨日のことのように思えてきました。
