戦時国債に思うこと

中日新聞に戦時国債のことが取り上げられていました。
81年前の戦時中まで、国債を発行して戦費を調達していたわけです。厚生年金保険料も戦費調達のために開始されたという説もあるようです。

公的年金制度も、当初は積立方式でしたが、お金が足りなくなったら、修正積立方式という美名のもと、現役世代からの保険料で高齢者等の受給者に給付している賦課方式に変わってしまいました。内情は年金保養施設を作って赤字経営するなどの、成果のない事業をしたのも一因です。

そうして、25年前は「フリーターが多くなって、保険料を払わない若者が多いからいけない。」と若者に責任転嫁していました。

お寺の会計も戦時国債のような側面があります。本堂や庫裡がきれいになったのに、火災保険料や次期補修の積立をかけていなかった先達がおられます。人口が増えて、葬儀社からの紹介で檀家さんが倍増して、「和尚さまのご人徳ですね。」と持ち上げられたのですが、檀家さんは定着されず、後継者は苦労しておられます。

そのうちに好転すると、楽観的あるいは現実に目をそむけてしまうと、お寺は名実ともに傾いてしまいます。

そうは言っても、お坊さんが長期の資金計画を作成して実行していくのは難しいものです。「困った時の檀家さん頼み」でご寄付を依頼すると、連立離脱を言い渡されます。

「自助努力で頑張っていく。」と背水の陣で向かっていかないと、いつまでも戦時国債のような資金調達が続くのではと思いました。

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