花園大学

京都の花園大学の講義の受講を終えて、これから名古屋での葬儀に向かいます。

今日は岩村宗昂老師の講義でした。
岩下典子さんの「日日是好日」の講義で、大学を卒業して就職や結婚がうまくいかなかった主人公が、茶道教室でのいろんな不遇な出来事を得て、つながりの中で生きていく人生のストーリーを語ってくださいました。

私も就職や結婚もうまくいかず、お経や鳴らし物が下手と説教部屋があったものです。
岩村老師も不遇な時代があったようで、その頃のことを話してくださいました。

数年前の「コロナ禍の後に、葬儀や法事が減っていくことが予想されますが、老師はどうお考えですか?」というインタビューでの質問に、「何があっても動じない自信が大切だ。」とお答えになったそうです。「諸行無常というお釈迦さまの教えを受け継ぐ僧侶が、動じていてはいけない。」と説かれました。

コロナ禍で葬儀や法事が自粛されて、心配になりました。そんな折に交通事故の当事者になり、いろんな噂が広まっていました。郵便ポストに郵便を入れに行くと、隣の90歳のお婆さんは、「ろくに働きもせずに家を建てるもので、罰が当たった。」と大きな声で話していました。

私はそんな中でも、お墓のご見学があった時は丁寧にご案内して、葬儀や法事でゆっくりとお経をお読みして、法話をしていると、皆さまがついてきてくださいました。

結果的に、葬儀や法事の件数がコロナ禍の前より多くなりました。

いろんな紆余曲折を経て前向きに生きていく、この題材の主人公と私自身を重ね合わせていました。

講義終了後、岩村老師にご挨拶に行き、「記念写真が届きました。ありがとうございました。」とお伝えして、花園大学を後にしました。

記念写真

4月25日に随喜出頭させていただいた、神戸市の祥福寺の岩村宗昂老師の歴住開堂式の記念写真が届きました。

岩村老師に明日お会いするので、お礼を申し上げます。

うちのような小さなお寺で、私のように修行年数が短い住職が、大本山の行事に参加するなど異例のことです。

このようなご縁ができましたことに、心より感謝申し上げます。

バランスと修正する力

外出先から車で帰って来ると、境界のフェンスの外側に車が停めてありました。
おやおやと思って見ていると、お墓参りのお客さまの車でした。
お客さまが多くなって名前と顔が一致しなくなりました。
やんわりと、「トラブルがあるといけませんので、敷地内にお停めください。」とお願いしました。

それを見ていた母が、「私に対する言い方と違う。」と思わぬクレームを言ってきます。「お母さんは、誰に対しても裏表がないからいいね。小学校の担任の先生の模範だね。」とやんわり言い返しました。

50年近くいろんな方々とご縁がありましたが、皆さんはご両親の外観や仕草や話し方が似てきます。
ここは修正したほうがいいと思ったところは、少し変えてみたほうがいいようです。

弟は母の早食いの習慣を受け継いだようで、今でも早く黙々と食べます。「パパは家ではめちゃくちゃ早く食べるよ。」と甥っ子が教えてくれたのですが、彼は私よりも冷静に見て、修正力があります。

自分に素直すぎてもいけない、私のように他人に妥協していてもいけない。このバランスと冷静に見て修正していく習慣が大切だと思います。

周梨槃特尊者

久しぶりの法事や葬儀のない日曜日で、のんびり過ごせばいいのですが、動き回っています。

スポーツジムへ運動に行ったり、庭の草取り、仏教会総会の案内の事務作業をしています。

段取りが悪いもので、じっくり時間をかけて進めております。
「要領がいい人がいい。」と妙心寺派の前の管長さまはおっしゃいました。私は要領の悪いなりに進めていく、周梨槃特(しゅりはんどく)尊者のように、動いていくほかありません。