胃カメラ検診

名古屋まで来て、胃カメラ検診をしました。
結果はまったく異常なしでした。最近は出張先でお酒を飲むことが多くなり、胃がんの心配をしていました。
鼻から胃カメラを通して検査して、まったく異常がないことがわかりました。

看護師さんが世間話をしてきます。ご朱印や後継者のお尋ねもありました。「お寺の名は私の名前を検索すればわかります。」とお答えしました。

大きな駅だけに、モニュメントが多くあります。秀吉のモニュメントであるようですが、あまりコンセプトが伝わってきません。

秀吉は足軽から天下人に這い上がった成功者として、名古屋市中村区で郷土の偉人と称賛されているようです。

惣無事令や太閤検地や刀狩り令などの功績はありました。反面、朝鮮出兵や後継者で甥の秀次や一家を惨殺した愚挙もありました。

偉くなりすぎると、忠告や進言する人がいなくなるようです。

看護師さんと世間話をして、ご朱印や後継者のことを話すうちがいいようです。

瑞雲寺施餓鬼

白隠禅師がお若い頃に逗留された、大垣市の瑞雲寺の施餓鬼会に参列してきました。

こちらは、町内会に支えられて、本堂が公民館の役割に使われています。

先代やいまのご住職の高いコミュニケーション能力で、多くの方を教化しておられます。見習うことが多くあります。

位牌の開眼

母方の祖父母がどこに埋葬されているかわかり、お盆にお墓参りをしました。
お位牌を拝むことができず、こちらでお位牌を新たにお作りして、うちのお寺で祖父母に向かって回向をすることになりました。

戒名は叔父が伝えてくれて、生年月日や命日は戸籍で確認して、新しいお位牌の作成をお願いして、昨日届きました。

母と開眼のお経を上げました。幼い頃に祖父母がうちにやって来たことを思い出します。老老介護をして悲惨な老後をした二人ですが、ようやく安穏に過ごす場所を提供できたような気持ちになりました。

終活セミナー

午後2時から、本堂で終活セミナーを開催しました。
講師に若子 昭一先生をお迎えして、農地の転用や活用のことをご講義いただきました。

うちの周りは農地がたくさんありますが、耕作放棄地が多く点在しています。昔は田んぼを分けると「たわけ」と嘲笑したものですが、今では余剰な不動産となりつつあります。
このような農地をどう活かしていけばよいか、わかりやすく丁寧にお話しくださいました。

若子先生のご講義の前に、私の法話をさせていただきました。私が大学に行く時に祖母は、「近所で息子を大学に入れるために、田んぼを売った人がいる。それだけお金がかかるものだ。」と諭したものですが、果たして祖母は田んぼの売買価格のことがわかっていたのかと、不思議に思うことがあります。

「昔は美田であったものが、今では余剰なものとなっています。それを福田(ふくでん)にしていくために、ご講義をいただきます。」とお話ししました。後ろでは、「もっと声を出せ。」と母が指示を出してきました。

若子先生の1時間にわたるご講義は、テンポよく進み大好評でした。いつもお越しくださる方や、ご近所の同級生のお母さんや、東京都江戸川区から真言宗のお寺のお庫裡さまもお越しくださり、盛会となりました。

皆さまとのありがたいご縁に感謝しております。
若子先生とは初対面でしたが、妹さんとは11年前から何度かお会いして親しくさせていただいております。地縁血縁やお寺の縁ばかりでなく、ご縁が広がってお寺は大盛況になってきました。

墨蹟

押入れを整理していて見つかった掛け軸が修復して、お寺に戻ってきました。
長年眠っていて、祖母の遺言とともに見つかったのですが、日の目を見て何よりです。

「元禄5年 慈渓寺住職 大春」と署名してある書状はどんな意味合いがあるのでしょうか。法親王の書状を大春和尚が鑑定しているのでしょうか。

色紙は河野太通老師の墨蹟です。お客さまのお越しになる空間に飾って、その場を和ませています。

住職を続けていて、発見が続いていきます。

紅葉

日が暮れた後に、水を撒きました。
大雨の影響を心配しましたが、昼からは晴れてきました。テレビを見ると台風の影響が大きい所があり、お見舞い申し上げます。

こちらは、紅葉が落ちてきて、ほうきで掃いていました。紅葉にちなんだネーミングにしようかなと思います。江楓苑という苑名が思い浮かびました。

明日は、午前は法事、午後は終活セミナーです。働けるうちは、頑張って動きます。

表彰状

40年前に、当時の管長さまから、師僧である祖父にいただいた表彰状です。
住職勤続50年でいただいたようです。

うちの客間の鴨居にかかっていましたが、私が住職になって、本堂修復のご寄進をお願いする時、「20歳そこそこで大学在学中の坊やが、本当に住職になったのか?」と今でいう詐称疑惑が出て、私の住職辞令に押し出されて、こちらの表彰状は外されました。

晋山式が終わって、祖母が、「掛け直したい。」と言ったのですが、私の住職辞令を優先して掛けてありました。

こちらの管長さまは、私の修行同期の和尚の大伯父さんで不思議な縁を感じます。
同期の和尚の家族や親戚には、管長さまや布教師さまがいて、格の違いを感じました。東大出で皇居で昭和天皇から勲章をいただいた祖父を誉れに思っていましたが、夜郎自大(小さな国が大国と勘違いするたとえ)と思い知らされたものです。

うちの近所では、老師さまと公立学校の先生をされた和尚さまとどちらが偉いかわからないことが多いものです。

私が全国あちこちに訪問するのは、ずれていた感覚を平衡に保つためです。

「住職。それよりも後継者を。」と檀家さんから言われますが、仏具大好きな甥が控えています。

厳島神社

広島駅から電車と船を乗り継いで、安芸の宮島まで行ってきました。


中学生の頃から、一度は行ってみたいと思い、紙の時刻表を見てノートにプランを書いていました。
今では、スマートフォンで発車時刻や乗り換え案内や到着時刻も出るので、随分と楽になりました。

山陽本線の宮島口駅を降りて、船の乗り場に行って、すぐに宮島行きの船に乗りました。

10分ほどきれいな海を渡って、宮島に着きました。鹿が出迎えてくれました。


厳島神社まで7分ほど歩いて行きました。

平清盛像や大きな鳥居がありました。

拝殿内に上がって、きれいな海を面前にした、鮮やかな空間に驚いていました。満ち潮の時は、拝殿の下まで潮水が入ってくるようで、古代からの先人の知恵を感じました。
古くからの神社には、お寺が隣接しており、高野山真言宗の大願寺がありました。

暑かったのですが、暑さを忘れて宮島を歩いていました。「心頭滅却すれば、火自ずから涼し。」とはまさにこのことかと思いました。「心頭滅却すれば、火もまた涼し。」と誤用されて、痩せ我慢をすれば良いと解釈されていますが、解釈を誤ると危険な教えに変わってしまいます。

いつも駆け足の私ですが、ゆっくりと宮島を歩いて、帰りの船に乗りました。

今回の広島出張は大変にためになりました。東京 名古屋 大阪とは異なる視点で世間やお寺業界を眺めることができます。
帰りに、毛利元就の3本の矢の話しを思い出しました。この話しを、19年前に妙心寺での高等布教講習会で使ったら、松原哲明和尚様に、あまりよくは言われませんでした。リベンジとして、今週土曜日の終活セミナーで使おうかと思います。

おみやげは、もみじ饅頭を買ってきました。

広島市の日蓮宗本覚寺をお参りしました。

広島市にある日蓮宗の本覚寺をお参りさせていただきました。
こちらのご住職の渡部公友上人とは、昨年にうちのお寺までお越しくださり、早いうちにお参りに行かなくてはと思っていました。
広島市での勉強会の会場までお迎えに来てくださり、お寺までお邪魔させていただきました。きれいにお掃除が行き届いた客殿でご挨拶をして近況をお話しして、本堂をお参りさせていただきました。日蓮宗のお寺は須弥壇の上に、四菩薩と日蓮聖人のお像があり、多くの信仰を集めておられます。


妙見菩薩をお祀りする祠があり、門前にはみょうけんバーガーの自動販売機がありました。若者が買って行かれて、私も一個いただきました。幼い頃にスイミングスクールの帰りに食べたことを思い出しました。

その後、お寺のご近所でお食事をいただき、語らせていただきました。渡部上人は、気さくで穏やかで多くの方から慕われていると思います。私も穏やかになったつもりでいるのですが、まだまだ未熟です。仏様の厳しい心で、優しく教化していくよき見本となるお上人とのご縁が深まりました。

お寺の税務調査

10年ぶりに広島市までやってきました。
今回は、未来の住職塾でご縁のできた米村 保樹税理士が、お寺の税務調査のことでご講義をされることを知り、馳せ参じました。


私が住職になった27年前は、お寺に年間収入が100万円にも満たない超零細寺院でしたが、庭師さんに50万円も祖母が出していました。自分の年金から出していたので、税務調査に来ることもないのですが、近所の和尚さんに、「S学会の信者の税務署の職員が、税務調査にやってくるよ。」と脅かされたものです。

今となっては迷信や都市伝説どころかデタラメということがわかりましたが、いつか正確な情報を知りたいと思っていました。そんな時に、浄土真宗のお寺の門徒総代をされる米村さんが税務調査の講義をされることを知り、参加させていただきました。

現金払いでやり取りをして、住職やお寺の関係者の給料が源泉徴収されていないと、税務署の職員にしてみれば、お仕事の成果を上げて追徴課税をしようと功名心が上がります。
会計の知識など知らない住職一家はあたふたして、追徴課税を取られてしまいます。世間から悪評が立って、お寺の信頼度も低下していきます。

そんなことにならないように、税務調査のことを知っておこうと広島までやってきました。きっちりと帳簿を作成しておくばかりでなく、相談できる専門家が必要なのです。

お寺を後世まで引き継いで、仏法を継承していくには正しい会計知識が必要であると思います。