イス坐禅

横田南嶺老師がイス坐禅の指導をされる催しがあることを前から聞いていましたが、大人気でなかなか予約が取れずにいました。

キャンセル待ちをしていたら、空きがあったようで申し込んで参加させていただきました。

私は幼い頃から姿勢が悪くて、よく学校の先生に叱られたものです。小学校3年生の時、同じ臨済宗妙心寺派の大勝寺の服部道雄和尚さまに担任でお世話になったのですが、いつも姿勢が悪くてノートも取らないもので、襟元をつかまれて廊下に引っ張り出されたものです。

またお寺ともう一つの仕事の二足の草鞋が美徳とされる地域に育ったのですが、両方がうまく回っていればいいのですが、結局どっちつかずとなり、お寺の世界で仲間はずれにされたらお役所の仕事、お役所の仕事がうまくいかないとお寺に戻るという逃げ道を作っていたものです。

僧堂(修行道場)に入門して、坐禅をしていても、姿勢が悪くて居眠りの常習犯でした。痩せ我慢をしていたものです。

10年前に、静岡県湖西市の東福寺に出かけて行って横田南嶺老師のお話しを聴いてから、もう一度取り組み直そうと思いました。

50歳近くなって、年老いた母がいて、樹木葬墓地などで多くのご縁ができたので、もう一度お寺を離れて僧堂に修行に行くことはできません。
YouTubeで横田老師のお話しをお聴きして、講演に出向いて、ご著書を読んで教えをお聴きしていました。

会場に入って老師にご挨拶すると、「桑海くん。もう少し楽な格好がよかったね。」と言われて緊張がほぐれました。法衣で出向いたのは失敗でした。

坐禅をする前に体操やストレッチをして、身体を柔らかくしてから、イス坐禅に臨みました。

私は前屈みで猫背姿勢でよく注意されるのですが、背筋を伸ばそうとすると反って、あごが上がるという癖があります。

そんな癖を意識して直そうとすると、かえって姿勢が悪くなるという悪循環が続いていましたが、今日のイス坐禅の講義で私でも力まずにゆったりと坐ることができました。

講義では雑念をなくそうとするのが雑念であると教えていただき、その通りだと思いました。

私はクソ真面目かやる気なくダラダラしているかの両極端を揺らいで生きてきたのですが、どちらにも偏らず、ゆったりと生きていきたいと思う毎日です。