世間話から

午前と午後に法事がありました。
若かりし頃は、お経が終わるとそそくさと引き上げたものですが、年を重ねるごとに世間話が長くなります。

午前中は葬儀の生前見積もりの話しがありました。50歳に近くなり、聖俗の両方を説明できるようになったので、縁起でもないと思われる話しが進むようになりました。

 

 

午後からは、ご近所のお宅の一周忌でした。こちらは、当たり障りのない世間話でした。「○○という名字は、大垣では少なくて、同じ名字だと親戚と思われる。」とおっしゃるので、「お世話になるコンサルタントさんも、○○さんです。桑海という名字は珍しくて、父が大垣市役所に勤務していた時の同僚の方からお声がかかります。」と差し障りないお話しをしていました。

このお宅の今日の法事は、お父さんとドラッグストアでたまたまお会いして、予約が入りました。
昔は、ご当主がお寺にお越しになって、法事の予約をされたものですが、敷居の高い設定にしていくことはできません。

世間話でご縁を広げて、庶民派で過ごすことが田舎の小さなお寺の住職には必要なのです。

このお宅のお母さんと、「一昨日ドラッグストアで、渋い作務衣で買い物しているのを見ましたよ。」「声を掛けてくれればいいのに。」という会話がありましたが、これは昔のどこかでの会話を思い出します。