第7回終活セミナー 転ばぬ先の杖

昨日までの曇り空から一転して暖かい日となりました。
午後2時から終活セミナーを開催して、多くのお客様がお越しくださいました。

横田南嶺老師を見習って、ベージュ色の法衣でお話しさせていただきました。金融機関や葬儀社も終活セミナーを開催する中、お寺で終活セミナーを行うのは、安心の毎日を過ごすようにお伝えしていくためであるとお伝えしました。

気分が乗ると長くなってしまいます。

その後、司法書士の野田啓紀先生のご講義がありました。老後に楽しい毎日を過ごしていて、骨折したことから、介護が必要となり、ご家族が預金を引き出すことができないという悲しいストーリーから始まりました。

祖母が脳梗塞から要介護状態になった24年前は、介護保険が始まった年でしたが、自宅で介護をするのが当たり前とされた時代でした。大叔母や義姉にあたる隣のお婆さんは、母と私を批判したものでした。

幸い、祖母は年金が私の給料よりもあったので、安穏な老後を過ごせました。それでも、大叔母や隣のお婆さんを味方につけて、血縁のない母や私の悪口を言っていたものです。

私がよそのお寺へ行って、うつ病になったので、「悪かったね。ごめんね。」と病床で言っていました。

お寺の付近では、3世代同居世帯が多く、自分が親の介護をして、子ども夫婦が結婚をする時に家を建ててあげたのだから、当然のように面倒を見てくれると思う方が多いようです。
和尚さんにも、お弟子さん夫婦に老後の面倒を見てくれと言って、決裂したケースがあります。

そのようにならないために、法律家などの専門家のお知恵をお借りして、転ばぬ先の杖として、法的制度を活用していくことが必要なのです。

会の最後に、母の足元がふらつくので、嫌がる母を説得して杖を購入した話しをしました。言霊信仰があり、心配事を口にすると本当に悲しいことが起きると、目をそらす傾向が日本人にはあります。
悲しいことが起きてからでは、対処できないことが多くあります。身の回りの不安なケースを分析することから始めるのが、終活であるのです。