東京駅近くの東京ミッドタウン八重洲まで行き、船井総研の寺院経営勉強会の勉強会に参加してきました。
会場に入ると曹洞宗や浄土真宗のお寺のご住職が多く出席しておられます。臨済宗のお寺数に比べて、3倍ほどもありますが、支配者の庇護で護持してきた宗派が現状維持で進んで、迫害を受けながらも大衆を教化して勢力を拡大してきた教団との、伝統的なモチベーションの違いがあると思いました。

福島市の曹洞宗の安洞院の横山ご住職のお話しをお聴きしました。古くからご縁のある檀家さんに加えて、お墓からご縁のできた世帯を融合させて、お寺を舵取りされています。
私が最近思うお寺のリスクに、建て替えがあります。うちでは奇跡的に本堂を修復して、庫裡を建て替えましたが、同じようなことが今後できるとは言い難いものです。
ご寄進をお願いしても、拒否されて離檀されて、やがてはお寺が成り立たなくなるというリスクです。
横山ご住職は、クラウドファンディングを活用されて、お寺とのご縁を深めていくために、勧進を募っていき、お寺をさらに底上げされていかれることをお聴きしました。
「欲張らなくても一生安泰だ。先代が本堂も庫裡も新築してくれたから、自分の代は大丈夫だ。」とおっしゃったご住職の後継者が嘆いておられる姿を拝見しました。
栄枯盛衰のあるのはどこの業界でもありますが、お寺の世界はまさにその局面にあります。
「あとから来る者のために、苦労をするのだ。我慢をするのだ。」という坂村真民先生の詩を、横田南嶺老師のご法話で拝聴します。
「人口減少して、檀家さんが減って、もうお寺はやっていけない。生活保護を受ければいい。」と言うのではなく、あとから来る者のために、大衆を教化された教団を見習って、仏縁を深めていくことが大切であると、帰りの新幹線で振り返っています。
