シニアビジネスサミット

船井総研の東京本社まで行き、シニアビジネスサミットを6時間にわたって受講してきました。
愛知県のお世話になっているご僧侶も参加されていて、ご一緒させていただきました。

大学時代は法律を学んで、それなのに修行して住職になって、昔の二足の草鞋を履くとか、現代では二刀流で、住職と他の仕事をしていましたが、功徳を積むことには程遠く、結局はどっちつかずで、片手間で、「住職としても、サラリーマンとしても中途半端なんだよ。」と20年前に言われたものです。

住職一本としても、お寺にそれなりの布施収入があって、そこから役員報酬(給料)を受け取るのですが、ご縁を広げていかなければ、お寺は成り立たず、住職一家は生活していけません。

「教員をしていた親の年金をあてにして、それが難しくなったら生活保護を受ければいい。」と昭和30年代生まれの地元の先達はおっしゃったのですが、高度成長時代の古き良き時代に過ごされた感慨にふけっておられるわけで、今後、人口減少して日本の国力が下がっていくわけで、現役世代は給料が上がって、年金で生活ができるような時代は、これから先は夢のまた夢と言っていいでしょう。

いろんなお考えがあるのですが、住職が本来の面目である布教をしていくには、お寺の経済を底上げしていかないと成り立っていきません。檀家さんのモチベーションや経済力にも限界があるのです。

3年前からお世話になっている船井総研のシニアビジネスサミットがあることを知って、参加しました。お坊さんは2人だけで、介護や葬儀社の方が多かったと思います。

介護や身元保証や小規模葬儀のことをお聞きしてきました。いざ私がということになると、来年で齢50になることや、事務処理能力のことや、宗教法人の枠組みでやっていくのは難しいことなどいくつかの関門があります。
50歳になっても、これまで中途半端と評価されてきた私の人生の集大成を作り上げていくことができるかもしれないと、帰りの新幹線の車内で妄想しています。「莫妄想」と祖師からは叱られそうです。

12年前から仏教のいろんな宗派の方とお話しして思うのが、慕われているお寺は、葬儀などの仏事ばかりでなく、就労支援や結婚相談などをご住職や坊守さん(お庫裡さん 住職の奥様)がビジネスとしてされていることがあります。
私はどちらもうまく行きませんでしたが、終活でお役に立てていきたいと思います。

ある老師さまにお会いした時、私はうっかりビジネスという言葉を出してしまいました。「僧堂で修行したことだけで、お寺をやっていくのは無理があるんだよ。」と老師さまは合わせてくださいました。いろんな角度から、人生を見つめることが大切です。