春寒料峭(しゅんかんりょうよう)

2月の終わりの頃は暖かくなったと安心していたら、3月になってまた強い風が吹いて寒くなってきました。このような肌寒さを「春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)」と古来から表現されてきたようです。

青空のもと、強い風が吹いていました。そんな中、お墓参りがありお経を上げて、納骨堂でもお経を上げて、お寺の中にいても忙しい一日でした。

20年前の今の時季に、祖母の入居するケアハウスへ行って、庭の梅の花の写真を見せていたのを思い出します。
老人ホーム経営のお客さまに、「20年前は自宅で介護するのが常識で、ケアハウスへ祖母を入居してもらったのを、大叔母や隣りに住む義姉が「卑劣だ。」と非難したものです。最近に大叔母のもとにお見舞い行くと、「どこか老人ホームはないかね。」と聞かれました。時代が変わったのか。あるいは自分の娘に甘いのかと思ったところです。」とお話ししました。

経営者のお客さまがおっしゃるには、「身近な親ほど、きつい言葉で言って、傷つけることがあるんです。専門の介護士に介護を依頼したほうが、ハッピーになることもあるのです。」と教えてくださいました。

なるほど、私も頑固な母に、きつい言葉で病院での診察内容に口を挟むことがあります。ありがたいと感謝されるかありがた迷惑と思われるかは、本人の心次第です。
母に経営者のお客さまとのお話しの振り返りを話すと、渋い顔をしていました。

年を重ねるごとに、暖かさと寒さの温度差を感じるものです。ありのままを受け入れて、状況に応じて厚着がいいのか薄めに服にするか、きつい言葉かそっとしておくのがよいのか考えていくのが一番ですね。環境も価値観もいずれは変化していくもので、「春寒料峭」と変化をゆったりと眺めていきたいところです。