歴史は繰り返す。

うちのお寺には、妙心寺と大徳寺の管長を歴任された後藤瑞巌老師の墨蹟が多くあります。
その由来はどこかと考えていました。後藤老師は、大垣市の円成寺の住職をされていました。後継者の日吉文亮老師とうちの祖父が、妙心寺の僧堂で修行同期であったことを聞いておりました。

そのご縁もありますが、後藤老師は祖父の大学の先輩であったことも大きいのではてと推測しています。

臨済宗の和尚さんは、大半は花園大学で学ばれます。他の大学の卒業生は、どこか居心地が悪く感じることが多くあります。
少数派の中で、同じ大学の先輩にお会いするとうれしいものです。
埼玉県の平林寺の松竹寛山老師、静岡県の東国寺の塚原和尚さま、浜松市の福応寺の小川和尚さまが大学の先輩で、心強くてありがたいご縁を感じております。

私が祖父と違う道を歩んでいるようで、実は似通っているのは面白いものです。

後藤瑞巌老師は、鎌倉の円覚寺で修行されました。私が横田南嶺老師を慕って、円覚寺へよく行きます。高校の時にお世話になった、池田町の安国寺の日下和尚さまは、朝比奈宗源老師を慕って、円覚寺で修行されたことをお聴きしました。

お寺の世界は、歴史が繰り返していくものです。