京都の花園大学に行き、「禅とこころ」という公開講座を受講してきました。
今回は花園大学准教授の西谷功先生のご講義でした。

平安時代の末期になると、国家鎮護の仏教が腐敗して、京都の東山周辺にお寺を建立した泉涌寺の俊芿や東福寺の円爾弁円が宋へ留学に行きました。
その当時は、宗派のこだわりなくお坊さんが自由にお寺を行き来していたようです。
宋から持ち帰ってきた教学ばかりでなく、作法や椅子などの生活様式を祖師方は伝えられたようです。
その頃は、お坊さんも実際には結婚して奥さんや子どもがいて、お寺には住まずに、お屋敷から通勤していたこともあったようです。時代は繰り返すものです。
今の仏教界にある閉塞感を変えていくには、「原点に立ち返れ。」というご意見をお聴きします。結局のところ、同じ宗派だけではカースト制のような仕組みがあり、変えるのは難しいのです。
12年前からの超宗派のお坊さんの活動が、平安末期から鎌倉時代にかけて新仏教を開かれた祖師方のように、後世から評価される地殻変動につながると思いました。
