円成寺

大垣市にある円成寺まで行きました。

臨済宗妙心寺派の管長を勤められた後藤瑞巌老師の祥月命日の法要でした。多くの和尚さまとお参りさせていただきました。

法要の後、斎坐(昼食)があり、こちらの土光隆一ご住職お手製のお膳をいただきました。タケノコご飯もあり、季節を感じていました。

 

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門前には、「他人の心を問う前に、自分の心を見てごらん。」という掲示がありました。

ついつい他人のことが気になり、指摘してしまうことがあります。自分自身の心が穏やかで整ったものであるかと問うことを、土光住職は求めておられるようです。

私も自分自身の心を見て、自分勝手な行いをしていないか、自己満足に陥っていないか問い続けていこうと思いました。

 

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この春から沖縄県に赴任した大学時代の同級生が、連休を利用してお寺まで足を運んでくれました。

ちんすこうやソーキそばなど沖縄の土産をお供え物にいただき、恐縮するばかりです。

 

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本堂の濡れ縁の雑巾がけを、自ら進んでやってくださり感謝しております。

 

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沖縄県に臨済宗のお寺があることを聞き、驚いています。遠く離れたところにも、仏縁が行き渡っているようです。

祖父が他界する1年前に、長年の教員生活の功績で「勲三等瑞宝章」を賜わりました。この時、町内会の皆さまがお祝いの品をお持ちくださり、床の間がふさがっていました。

 

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その1年後にお葬式があり、「桑海先生は、昨年の今日「勲三等瑞宝章」を受け取られました。」とのアナウンスが虚しく響きました。

三十三回忌を終えて感じるのは、「お寺を維持するには、祖父のやり方を変えなければならない。」との思いです。」古い土台を替えないことには、同じ歴史の繰り返しになってしまいます。

「己こそ己のよるべ」で始まるお釈迦さまの言葉があります。今の臨済宗妙心寺派の管長さまが、よく引用されます。土台を強くするために、自分自身が強くあるべきと感じるところです。

三十三回忌

祖父の三十三回忌に当たります。

 

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大きな法要を行うことなく、ひっそりとお参りしております。

祖父は、「次から次へと進めて、困ったヤツだ。」と言うようですが、後列の祖母と曾祖母は、「お寺を守ってきた辛さは、あんたにはわからん。」と祖父を叱っているようです。隣の父は、黙って下を向いているようです。

たしなめながら、「今年は後厄に当たる私をお守りください。」とお願いして後にしました。

 

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臨済録

名古屋に政秀寺で、臨済録の講話を聴いてきました。

 

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僧侶としての修行を積み重ねた上で、臨済録を読むと理解が深まるようです。

「自分自身というものを忘れて、環境に身を置くと見えてくるものがある。」というくだりがありました。

 

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人は感情によって動くものです。感情から解き放れて見ると、雨の音や車の音が聞こえてくる。

街の喧騒も聞こえてくる。お寺から北に1キロくらいのところには、錦という繁華街があるようです。次は「環境を忘れて、自分自身に身を置く。」という繰り返しが、かたよらず、とらわれず、こだわらずに生きていくことができることを、臨済禅師は親切に解かれたようです。

 

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祖師のお墓から本堂までの間に、広いスペースがあります。駐車場を確保して、庭を整えようと工事を進めております。

 

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明後日に三十三回忌を迎える祖父が、どうするのかと尋ねてきます。「一つには、この庭を整えて、お参りされた皆さまの心地よいものにしたい。一つには、後世に遺して私の思いを伝えていきたい。一つには、お墓におられる皆さまを日差しから守っていきたい。」と答えておりました。

祖父は、「お前はいつまでもハラハラさせてくれる。それよりも早く安心させてくれよ。」と言っているようです。

大雨が降っているので、雨漏りがないか見回りをしています。

 

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小学校1年生のとき、暗がりの本堂へ連れてこられて、「嘘をついていないか。」と問い詰められました。

その頃に得度をして、「戒律を守るかいなや。」との問いに「よく保つ。」と誓ったものですが、さっそく破戒行為をしたものです。

今さらながら懺悔して、仏さまや多くの皆さまに感謝して、少しずつ恩返しをしています。

現在帳

ゆっくりと月刊住職を読んでおります。毎日同じようなことをしているお寺の世界でも、変化しているのを感じることができます。

 

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記事の中に、現在帳というものが取り上げられていました。過去帳という故人のことを記したものは、台帳にもクラウドにもあります。

檀家さんや仏縁のある世帯のことに関する現在のデータは、残念ながらまとめてありません。噂や世間話で聞いたことを、記憶に留めるくらいです。

そのお宅にある悩みや喜びに寄り添うには、現在のデータをまとめた現在帳があると、正確な対応ができるようです。

当然のこと、個人情報は守らなければいけません。

名古屋駅の構内では、大垣まつりを紹介するイベントが行われていました。

 

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そういえば、大垣まつりには32年間行っていません。父と祖父の不幸で神社へのお参りはいけないものとされて、その後は近くても遠ざけていました。

33年ぶりに、行こうかと思います。そうして本当の忌明けにしたいと思います。